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飯田市立飯田西中学校

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2014 年 9 月 のアーカイブ

尊敬のジャージを着よう

IMG_3626   金曜日の午後7時25分からEテレで放送している「課外授業 ようこそ先輩」という番組を見たことある人はいますか?忙しくて見過ごしてしまうこともありますが、私は大好きな番組でよく見ています。夏休み中に、帝京大学ラクビー部監督の岩出雅之さんが故郷の和歌山県新宮市の小学校に行って課外授業をしているのを見ました。いいなあと思ったので、今日はみなさんに紹介しようと思います。

大学ラクビーで強いところと言えば以前は明治大学、他にも早稲田大学や慶応義塾大学、関西で言えば同志社大学や天理大学などが有名です。帝京大学は最近急激に強くなり、昨年(2013年)の全国大学ラクビー選手権で史上初の5連覇を達成し、現在は史上最強の大学チームだと言われています。

岩出さんが帝京DSCF7064大学ラクビー部の監督になったのは1996年、今から18年前のことです。そのころの帝京大学ラクビー部は無名の弱小チームでした。初めのころは関東大学対抗戦(関東地区の大学のリーグ戦)の成績は思わしくなく、初めて全国大学ラクビー選手権に出場することができたのは、監督になって4年目の1999年シーズンでした。関東大学対抗戦で初優勝したのが2008年。監督就任から13年もかかっています。その年、全国大学ラクビー選手権では初めて決勝まで駒を進めましたが、決勝では早稲田大学に敗れ、準優勝となります。全国大学ラクビー選手権で初の準優勝を経験したメンバーが多く残った翌年の2009年、悲願であった大学日本一になり、昨年の2013年まで、5連覇を続けているのです。

弱小チームであった帝京大学ラクビー部は、なぜ史上最強の大学チームと言われるまでになれたのでしょうか。チームを率いる岩出監督の指導力が優れているのは当然ですIMG_3630が、毎年選手が入れ替わる大学で連覇を続けることは至難の業(大変難しいこと)なのです。好成績を収めるようになれば高校時代に活躍した選手が集まってくる場合もありますが、帝京大学ラクビー部の浅井部長は、「帝京大学ラグビー部の部員の高校時代の実績は、他大学と比較して、傑出した実績をもつ者がいるわけではありません。“普通の人間が一生懸命やれば、あれだけのことができる”そういった部分が評価され、多くの方々に感動していただいているのだと考えております。逆にいえば、そこが帝京大学ラグビー部の最大の強みではないかと思います」と言っています。

帝京大学ラクビー部は全員で寮生活を送っているのですが、チームの成績がよくなり出したころ、寮生活の中で岩出さんが望んでいたある変化が起きたそうです。決まっている当番の仕事だけではなく、誰も何もお願いをしていないのに、自分から進んでやっている人がいるということに気づいたのです。いつもA君が掃除をやっているので、「いつも当番なの?」と聞いてみると、A君は「みんなの役に立ちたいからやっている。きれいだと気持ちがいいでしょう」と言うのです。そこで、岩出さんはチームのために率先して何かをしている部員に対し、感謝の心を表す方法を考えました。それが“尊敬のジャージを贈る”ということでした。

ボールを持っていないとき、ラグビーやサッカーなどのフットボールと言われるスポーツでは「オフ・ザ・ボール」と言いますが、ゲームではボールを持っていない時のプレーが大半です。「全員でボールを運ぶということと合わせて、小さなゴミを拾う、掃除を丁寧にする、そういうことの大切さが分かっていて、そういうことを進んでやれる選手が、最終的には粘り強さ、心の強さを持ったプレーができるいい選手に、そして、何よりいい人間になっていけるんじゃないか」と思ったと言っています。

本校の生徒会、美化委員会でやっている「西中清掃の達人」、生活委員会の「生活の達人」なども、帝京大学ラクビー部の“尊敬のジャージ”と似ていると思います。

岩出さんは「普段の生活の中でいかに嫌なことや面倒くさいことを率先してできる人間になれるか」ということを大切にしていると言います。目には見えないが、絶対古くならない、お金では買えない“尊敬のジャージ”。尊敬のジャージを着ている先輩A君の姿を見た後輩のB君が、A君と同じように「頑張って尊敬されたいな」と一生懸命頑張る姿を見せたら、実はB君の姿を見ていたC君もまたそれを見て頑張るという具合に、モデルはどんどん変わっているのだけどつながっていくようになり、チームは強くなっていったと言っています。部員は144人いるが、レギュラー、レギュラーではないにかかわらず“尊敬のジャージ”を着ることのできる人が次々と出てくるような集団になれたことが、帝京大学ラクビー部の強さの秘密だと言っているのです。

DSCF7065本校にも“尊敬のジャージ”を着られる人がいると思います。こういう人がいるから飯田西中はいい学校なんだと思います。みなさんも“尊敬のジャージ”を着ている仲間を見つけ、見習っていきましょう。そしてそのよさ、つまり、飯田西中のよき伝統を未来へつなげていってほしい願います。

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